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あなたはマーケティングに向いている?向いている人の特長7選や仕事のやりがいを紹介

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マーケティングは人気の職種ですが「自分にもできるの?」「向いているのかな?」と不安に思いますよね。

この記事では、マーケティングに向いている人はどんな人か、どのようなやりがいがあるのかを解説しています。

ぜひ最後まで読んで、ご自身がマーケティングに向いているかどうか確認し、キャリアの参考にしてみてください。

目次

マーケティングの仕事内容

マーケティングの仕事は大きく以下の5つのフェーズで「売れる仕組み」を作る仕事です。

大企業の場合、仕事内容ごとで課や部署が異なることもあります。部署がわかれていなくても担当業務は次のうちのどれかだけという場合も多いです。

1つずつ確認していきましょう。

市場調査

アンケートやインタビューを活用した消費者調査や競合調査など市場について調査するフェーズです。

消費者理解を通して、どのような人に製品・サービスを提供していくのか(ターゲット選定)を定めていきます。

新商品・新規サービスにおいては、人口やその商品ジャンルの年間売上額なども調査するなどして、市場規模の把握が必要です。

企画

企画のフェーズでは、市場調査をもとに製品・サービス内容を決めていきます。既存商品であれば、消費者により高い価値を提供するための改善内容を検討します。

競合他社との差別化や製品の強みを明確化し、消費者に選ばれる製品・サービスを検討しましょう。必要なコストや売上見込みなども含めて最適な形を目指せると良いです。

また、どのようなブランドにしていくのかというブランドイメージも重要です。ブランドにふさわしい価格設定や製品・サービス内容を考えます。

個人やチームで企画を検討し、部門トップや経営層、クライアントに対して提案を行って承認を得られれば、販売に移行できます。

営業企画・販売促進

企画した商品の営業戦略や販売促進方法を考えるフェーズです。

消費者に製品価値をどのようにして伝えるのか、どうすれば消費者は購入しやすいのかを考え、最適な販売戦略を立案していきます。

営業における人員配置や販売計画などの体制づくりも同時に検討し、販売の流れを整えておきます。

キャンペーン施策やイベント等による販売促進によって、消費者の認知拡大や利用体験を行い、製品の価値を伝えることも必要です。

社内の広報担当部署やイベント会場提供者などとの綿密な打ち合わせが必要になります。

広告・宣伝

集客のためのプロモーション戦略を考えます。

市場調査から設定したターゲットに対して、どの媒体でどのような内容を訴求していくのかを検討します。

ここでは、割り当てられた予算の中でプロモーションを行うという制限があるので、コストも考えて最も良い方法を考えることが重要です。

代理店やデザイナーとも連携し、消費者に魅力的に伝わるデザインやメッセージを考えます。

評価

販促や広告の後はその効果検証が必須です。評価までの一連の取り組みがセットでマーケティングです。

販売計画に対してどのくらい売れたのか。達成率が低い場合、それは何が原因なのか。そもそものターゲティングが間違っていたのか、伝える製品の価値が違うのか、広告の仕方が悪かったのかなどを分析して改善し、次の施策につなげていきます。

マーケティング会社の種類

マーケティングの会社は大きく二つに分類できます。どちらもマーケティングを行いますが、それぞれ役割や仕事の仕方が異なります。

  • 事業会社
  • 支援会社

事業会社

メーカーや小売業などのサービス提供者が事業会社です。

事業会社ではマーケティング部署が設けられており、製品の企画から販売、広告など1つの製品に対して一連のマーケティングに携われるのが特徴です。

営業企画や開発部門等多くの社内関係者と調整しながら仕事を進めます。

新卒からマーケティング部門への配属は少ない傾向で、営業や営業企画の経験を経て移動となるケースが多いです。

以下が、代表的な事業会社の例です。

  • P&G
  • 花王
  • 資生堂
  • ユニ・チャーム
  • 味の素

支援会社

支援会社は事業会社のマーケティングを支援する立場でマーケティングを行います。コンサルティング会社や広告代理店がこの支援会社に該当します。

クライアントのマーケティング課題を特定し、その解決策を提案してクライアントのビジネスを伸ばしていく仕事です。

様々な業界のクライアントと仕事ができるため、いろいろな製品・サービスに携われます。

一方で、高度な専門性が求められる仕事であり、高単価で仕事を受けるため、成果に対するプレッシャーは大きいといえます。

マーケティングに詳しい人の多い環境で働けるので、事業会社よりも専門性を高められる環境です。 

以下が、代表的な支援会社の例です。

  • 電通
  • 博報堂
  • サイバーエージェント
  • アクセンチュア
  • 北の達人コーポレーション

マーケティングに向いている人の特長7選

ここから、マーケティングに向いている人の特長を紹介します。

ご自身に当てはまる特徴があるか確認しながら読み進めてください。

数字に強い、データ分析が得意

さまざまなフレームワークを用いて分析を行い、戦略や戦術を考えていくのがマーケティングの仕事です。

需要予測や消費者データ分析などでさまざまの数字を扱うので、数字に抵抗がない人のほうが向いています。

予算や目標数値への執着も一定必要であり、数字を常に意識して仕事をする必要があります。

論理的思考力が高い

マーケティングでは、さまざまなデータを客観的にとらえて考えます。

センスが問われるイメージを持つかもしれませんが、実際はデータに基づいて論理的に考え、戦略や戦術を考えるのがマーケティングのベースです。

企画のプレゼンにおいても、ロジックが整っていないと経営層やクライアントからの承諾は得にくいので、論理的思考は重要です。

他者視点で物事を考えられる

クライアントや社内の他部署など多くの関係者と仕事をするため、他者の目線で仕事ができる人はマーケティングに向いています。

また、マーケティングにおいて消費者理解が最重要であり、消費者が何を求めているのかを理解する必要があります。

この点においても消費者視点で考えることになるので、自分以外の他者視点で物事を考えられる人のほうがマーケティングに向いているといえるでしょう。

コミュニケーション能力がある

「他者視点で物事を考えられる」でも記載しましたが、社内外多くの関係者と仕事をするで、コミュニケーション能力が求められます。

さまざまな企画を考えるうえで議論が発生するので、企画に対して自分の考えをしっかりと発信できる能力や他者の意見を聞き受け入れる能力が必要です。

特に「聞く能力」は重要で、支援会社においては、クライアントの課題を抽出するためにさまざまなヒアリングを行うので、意見を述べるだけでなく、他者の意見を聞くこともコミュニケーション能力として非常に重要です。

地道なことも粘り強く取り組める

マーケティングでは、結果が出るまで施策と検証を繰り返し行うので、想像以上に泥臭い仕事です。

施策の実施前に予測はできますが、実際どのような結果になるかは実施しないとわからないですし、施策によってはすぐに結果が出ません。

そもそものターゲットや戦略が間違えているという場合には、最初からやり直しのようなことも起こりますので、粘り強く取り組める人がマーケティングには向いているといえるでしょう。

好奇心旺盛でトレンドに敏感

市場の変化は激しく、日々変わっていくので、最新情報に触れ続ける必要があります。

現代は、消費者の興味関心やニーズもすぐに変わってしまう時代です。

他者も新しい商品を次々に出してくるので、後れを取らないよう日々新しい情報や知識を取り入れることが必要になります。

このことから、好奇心旺盛でトレンドに敏感である人の方がマーケティングに向いています。

仮説立てて実行に移す癖のある人

マーケティングは仮説検証の繰り返しです。

むやみやたらに施策を打ち続けて成功するのを待っていては、予算を使い切ってしまいますし目標数値を達成できません。

しっかりと戦略を立て、事前調査に基づく仮説を立てて施策を実行する必要があります。外れたら原因を追究し仮説を立て直して新しい施策を実行します。

このようなサイクルを常に行っていきますので、仮説立てて物事を考えられる人はマーケティングに向いています。

マーケティングに向いていない人の特長5選

次に、マーケティングに向いていない人の特長を紹介します。

ルーティーンワークが好きで失敗や変化を嫌う

決められた作業をこなすことが好きな人は、マーケティングに向かない可能性があります。

「調査の結果から想定した数字が得られない」「販売開始してもなかなか認知されない」など、仕事の中で想定していないことが多く起こります。

消費者のニーズも日々変わっていくので、次々に起こる変化への対応が必要です。

数字、データを使って論理的に考えるのが苦手

マーケティングでは、データを客観的にみて、戦略や戦術を立てていきます。

当然、なぜその戦略なのか、どうしてその戦術で売れるのかというロジックも重要です。

論理的に考えられないと、せっかく考えた案が採用されず仕事を楽しめないということが起こり得ます。

そのため、数字を扱ったり論理的に考えたりするのが苦手な人は、マーケティングに向いていません。

地道に取り組むのが苦手、すぐあきらめる

マーケティングは泥臭い仕事です。

なかなか結果が出ず、1回の施策で思うような結果が得られないことも多いです。

試行錯誤を繰り返し、改善していくことで結果を出していく必要があるので、あきらめずに続けられる能力が必要です。

スキルアップ、トレンドに興味がない

消費者のニーズは移り変わりが激しいので、新しい情報にアンテナを張り続ける必要があります。

デジタルマーケティングが主流になってきている現代において、新しいツールやマーケティングスキルを身に着ける必要もあり、継続的な学習が必要です。

そのため、自分のスキルアップや世の中のトレンドに興味が持てないとマーケティングを仕事にするのは難しいです。

完璧思考の人

仮説と検証を繰り返して売上につなげていくのがマーケティングです。

1つ1つを完璧にできるのが理想ですが、完璧にできるまで考えて施策を作っていると時間が足りません。

そのため、70~80%の完成度で施策を提案し実行していける人のほうがマーケティングに向いているといえるでしょう。

結果につながらない部分までこだわってやってしまう人は、マーケティングには不向きです。

マーケティング職に有利に働く資格5選

積まれた本と緑ぼかし背景

マーケティングの向き不向きを判断するために、マーケティングに関する資格を勉強してみるのもよいでしょう。

実務のことを理解できるので、良い判断材料になります。

向いているとわかれば、そのまま資格取得をしてマーケティング職としてのキャリアに磨きをかけるのもいいですね。

ここでは、代表的なマーケティングに関する資格を5つ紹介します。

マーケティング検定

日本マーケティング協会が主催する内閣府認定資格です。

検定は1級〜3級まで用意されており、多くの企業で社内研修に採用されています。

基礎から応用まで体系的に身につけられるため、マーケティング初心者の資格取得第一歩としても最適です。

内閣府認定資格なので客観的にスキルをアピールするには最適な資格です。

マーケティング検定|日本マーケティング協会

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティングの基本的な概念や消費者行動、戦略といった知識・スキルを総合的に判定する検定試験です。

難易度が高い順にA級・B級・C級の3種類に分かれており、「マーケティング事例」という実務に即した問題が出題されます。

マーケティング実務の知識を総合的に判定するための初めての検定試験という位置づけです。

仕事ですぐに役立つトータルなマーケティング実務知識や時事情報・実務時例が習得できます。

マーケティング・ビジネス実務検定

ネットマーケティング検定

インターネットマーケティングの特性といった基本知識を体系的に学習し、そのスキルを証明できる試験です。

広告やSEOに加えAIやメタバース、Web関連法規なども学べる広いネットマーケティングの知識を網羅しており、現代ビジネスにおいて必要な知識を学べます。

ネットマーケティング検定 | 資格検定のサーティファイ

中小企業診断士

中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家としての資格です。

中小企業診断士は、「現状分析を踏まえた企業の成長戦略のアドバイス」が主な業務であるため、企業を成長させるためのマーケティング戦略論や消費者行動理論、セグメンテーション、ターゲティングなどの問題が出題され、マーケティングの基礎を固められます。

マーケティングでは多くの社内関係者を巻き込んで仕事をする必要があるため、経営全体に理解のあるマーケターは重要な存在です。

そのため、難しい資格ですがチャレンジする価値は大いにあるといえます。

JF-CMCA 日本中小企業診断士協会連合会

統計検定

日本統計学会が公式に認定している資格です。

データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力を認定します。

データ分析に必要な統計学の基礎を身に着けられるので、マーケティングの中でもデータ分析のスキルを伸ばしたい人におすすめです。

1級から4級まであり、初学者向けの基礎知識から高度な統計理論までをカバーしています。

統計検定:Japan Statistical Society Certificate

マーケティングのやりがいと厳しさ3選

マーケティングは、企業の成長や商品の売上増加に大きく影響する仕事です。

影響力が大きいということは、その分厳しさもありますが、非常にやりがいもあります。

どのようなやりがいや厳しさがあるのか見ていきましょう。

やりがい① 自分の働きが数字として結果にでる

マーケティングでは、売上や集客数という数字が最終結果として出てくるので、目標達成の判断がしやすく、目標を達成できた時には大きなやりがいを感じます。

売上や集客数など目標数達成に向けて、戦略を立て、施策を考え、販売促進や広告を打つという多くのステップを踏みむので時間がかかる分、目標を達成できたときのやりがいは大きいです。

やりがい② 携わった商品が世の中の多くの人に利用される

売上や購入数など最終的な数字が結果として出るので、どれだけの人に商品が利用されているかが分かります。

一生懸命考えた企画や広告の結果として、たくさんの利用者に商品を認知され使ってもらっていると実感できるのは、大きなやりがいを感じる部分です。

やりがい③ 会社やクライアントの売上・利益を上げられる

マーケティングは商品の売上や利益を伸ばすために行うものですので、当然会社の売上・利益に直結し、会社の成長に大きく影響します。

会社やクライアント企業に大きく貢献できるということ自体もやりがいですが、会社に大きく貢献できると、給与に反映されたり昇格の機会を与えられたりという結果につながるという点でもやりがいを感じられます。

厳しさ① 勉強し続けないといけない

SNSやWebを活用したマーケティングが主流となってきていることを受けて、新たなツールやサービスを活用する場面が今後ますます増えていくことは確実です。

また、消費者のニーズは変化が早くなっているので、常にアンテナを張って情報収集をしなければなりません。

このように、新しいことをどんどん勉強してマーケティングに反映させていく必要があるので、勉強をし続けなければならないという厳しさがあります。

厳しさ② 数字を求められるプレッシャー

マーケティングは、目標の売上や集客数を達成するために行います。

当然数値目標がある以上、数値目標の達成はマストであり、それ以上の150%、200%という成果を上げることが他部署や経営層からは期待されているのが事実です。

このような、目標数字の達成に対するプレッシャーが大きいという厳しさがマーケティングにはあります。

厳しさ③ 地味な仕事が多い

マーケティングには「インパクトのあるTVCMを制作する」「有名人と仕事をする」という華やかなイメージがあるかもしれませんが、そこに至るまでの様々な調整が必要な仕事です。

広告はほんの一部でしかなく、それ以外の業務が多く、実際はデータとにらめっこして考えるようなデスクワークが大半ですので、思ったより地味な仕事が多いです。

未経験でマーケティング職になれるのか

結論、マーケティング職は未経験でもなれます

しかし、マーケティングにつながる経験や営業、企画系の仕事の経験がある方が望ましいです。

新卒の場合においても、初期配属でマーケティング部署はあまりなく、営業や営業企画を経験しマーケティング部署へ異動することが多いです。

マーケティング職になるには、以下2通りの方法があるので、ご自身の経験や目的に合わせて選んでみてください。

  • 社内でマーケティング部署に異動
  • 転職してマーケティング職を目指す

マーケティング職の将来性

マーケティング職の将来性は高いです。

なぜなら、売れるしくみを作れる人材はどの企業でも必要とされ、いつの時代も求められるスキルだからです。

モノを売る相手である消費者は人間ですので、数字だけではなく人間の価値観や感覚も重要であり、AIにとってかわられることも考えにくいでしょう。

データ分析はAIもできますが、そこから商品の良さを伝え、消費者の心を動かすのは人間だからこそできる仕事です。

AIをうまく活用して仕事ができるマーケターが今後必要になります。

マーケティング職になって理想のキャリアを手に入れよう!

マーケティング職は非常にやりがいのある仕事です。

さまざまなビジネスに必要なスキルですし、AIが発達してもなくなる可能性が低い仕事です。

今回紹介した「マーケティングに向いている人の特長」のどれか1つでも当てはまっていたら、その特徴をもっと伸ばして、マーケティング職として理想のキャリアを築いていきましょう!

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